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表面波探査

― 表面波(レイリー波)探査法 ―  非破壊による地中探査  

概要

 この試験は、物理探査の一手法です。地表面に設置した起振機により、種々の周波数で地盤を加振し、その振動の伝播速度を求め地盤の弾性的性質を解明するものです。
「 表面波探査法 」は、表面波の分散性を利用して地盤調査を正確に行うことを目標に開発されたものです。
 

表面波(レイリー波)探査機 GR-830

 振動によって人体には感じない小さな地震を人工的に起こし、その地震波が地中を伝わる状況を検出器でキャッチし、それをコンピューターが解析し、地層の深さごとに表面波(レイリー波)速度を計測します。
表面波探査機 GR-830
表面波探査機 GR-830
地盤に伝わる波の速度を測ります。
らかいと・・・速度は遅い
硬いと・・・速度は速い
調査データ例
① 電磁式起振機によって地震を振動させ、表面波(レイリー波)を発生
  させます。
② この振動のうち、垂直振動を2つの検出器で測 定し、その時間差から
  表面波(レイリー波)速度を求めます。
③ 振動の周波数を変化させながら地盤の表面波(レイリー波)速度の深
  度分布を測定する。
  
 こうして測定された表面波速度の深度分布から、N値・ヤング率・変形係数などの地盤情報が得られるのです。
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