小口径鋼管回転圧入工法
鋼管は回転圧入で土の中へ貫入し、先端部と周面摩擦の和によって支持させるものです。
地盤と鋼管との複合作用により支持力の増加と沈下の防止を目的とした工法です。
鋼管の先端は開放としています。小規模建築物に使用する小口径鋼管は、くいとしてではなく、地盤改良的な地業として扱い、鋼管の肉厚の規定は除外され、腐植しろを考慮した鋼材の許容応力度などを含めた耐久性に支障がないことを確認しています。
鋼管の先端は開放としています。小規模建築物に使用する小口径鋼管は、くいとしてではなく、地盤改良的な地業として扱い、鋼管の肉厚の規定は除外され、腐植しろを考慮した鋼材の許容応力度などを含めた耐久性に支障がないことを確認しています。
鋼管施工機
機 種 | 仕 様 |
鉱研工業 FSP-50AC | IHI 0.18㎥ トルク 15kN・m パーカッション装着 8,000kg |
日本車両 ゼロハチマルチ DHJ08-3M | トルク 22kN・m オーガ押込 / 引抜力 45.6kN |
Y Sパイル工法 国土交通大臣認定工法
小口径鋼管圧
本工法に用いる基礎杭は、小口径(φ139.8㎜,165.2㎜)の先端に鋼管径と同径の掘削刃を溶接により取付けたものです。
材 料
| 鋼 管 JIS G 3444 一般構造用炭素鋼鋼管
(STK 400,STK 490)
掘削刃 JIS G 5102 溶接構造用鋳鋼品 (SCW 410) |
適用地盤
| 周面先端とも砂質地盤および粘土質地盤
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適用建物
| 適用できる建築物は床面積の合計が3,000㎡以下が対象です。
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設 計
| 地盤の許容支持力(長期)
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管 理
| YSパイル施工技術委員会の承認を受けます。
設計はボーリングデータに基づいて行われます。 杭の最大施工深さは15mまでです。 打止めは管理値 によって管理されます。
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翼付鋼管(Σ-ⅰ工法)
Σ-iは、先端に4枚の掘削刃とスパイラル状の翼部が取り付けられた杭を地盤中に回転しながら貫入させる杭状地盤補強工事です。
Σ-iの用途
※ Σ-iの適用構造物:①地上3階建て以下、②高さ13m以下、③軒高さ10m以下、④延べ床面積
1,500㎡以下(平屋に限り3,500㎡以下)、および高さ3.5m以下の擁壁。
N´値はスクリューウエイト貫入試験または中型動的コーン貫入試験から求めることができます。